多焦点眼内レンズについて

従来の白内障手術で用いられてきた単焦点眼内レンズでは、手術後にピントの合わない距離を見るためにはメガネを必要としていました。しかし近年の技術進歩にともなって、その不便さを軽減してくれる新しいレンズが登場しました。それが遠近どちらの距離にもピントを合わせることのできる多焦点眼内レンズです。
ピントの合う範囲が広い多焦点眼内レンズを用いることで、手術後はメガネを必要とする場面が格段に少なくなり、多くの方がメガネに依存しない生活を送ることができるようになりました。
レンズ自体の安全性や手術の方法に変わりはないので、多焦点眼内レンズを用いた場合でも所要時間10分程度で日帰りにて手術を行うことができます。

先進医療について

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は先進医療に指定されています。
この先進医療とは、厚生労働省が認定した医療施設でしか受けることのできない最新かつ高度な技術を要する医療行為のことです。当グループ本院は2010年1月に厚生労働省から先進医療施設としての認定を受けているので、多焦点眼内レンズを希望される方にも安心して手術をご検討いただけます。
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術では手術費用が自己負担となります。しかし先進医療施設として認定を受けたことにより、当グループではそれ以外の診察、検査、薬剤にかかる費用に保険診療が適用できることになりました。また、民間の健康保険で先進医療特約に加入されている患者様は手術費用が保険会社より給付されます場合もありますので、患者様の負担軽減にもつながっております。

従来の単焦点眼内レンズの見え方

従来の眼内レンズ

  • 遠距離にピントを合わせた単焦点眼内レンズの場合:遠くの時計はよく見えますが、近くの携帯は見えづらくなります。
  • 近距離にピントを合わせた単焦点眼内レンズの場合:近くの携帯はよく見えますが、遠くの時計は見えづらくなります。

多焦点眼内レンズの見え方

多焦点眼内レンズ

  • 多焦点眼内レンズの場合:遠くの時計に加え近くの携帯電話も単焦点レンズに比べて見やすくなります。

メガネの必要性

メガネの必要性

  • 遠距離にピントを合わせた単焦点眼内レンズの場合:近くを見るためのメガネが必要です。
  • 近距離にピントを合わせた単焦点眼内レンズの場合:遠くを見るためのメガネが必要です。
  • 多焦点眼内レンズの場合:メガネを必要とする場面は少なくなります。ただし、ピントの合う距離を自在に調節できるわけではありません。

日常生活に合わせた焦点調整

眼内レンズは、その方の日常生活に合わせて近距離側の焦点距離を調整してから手術に用いることが可能です。具体的には多くの場合以下の距離に調整しております。

  • 近距離側の焦点距離を50cm付近に:ゴルフや買い物が好きな方向け
  • 近距離側の焦点距離を42cm付近に:料理や読書をよくされる方向け
  • 近距離側の焦点距離を33cm付近に:写真(カメラ撮影)や裁縫が好きな方向け

この調整は単焦点と多焦点、どちらの眼内レンズに対しても行うことができるので、ご希望の方は眼内レンズの選択時に当院スタッフまでご相談ください。日常生活に合わせた眼内レンズ

当院で選択可能な多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズ当院の白内障手術で用いられる多焦点眼内レンズには、先進医療の対象となるアメリカAlcon社製の「ReSTOR」とAMO社製の「TECNIS」と自由診療となるドイツOculentis社製の「LENTIS Mplus」の3種類からお選びいただけます。

LENTIS MPLUSについて

世界に1枚だけのオーダーメイドレンズ

LENTIS Mplusは、ドイツのOculentis社によって開発された完全オーダーメイド制の高性能多焦点眼内レンズです。
世界に1枚だけのオーダーメイドとして一人ひとりの目の状態に応じた調整を経て作られるので、ご自分の目に最も適した専用の眼内レンズを手に入れることができます。

乱視矯正にも対応

ピントの定まらない乱視にお悩みの方には、乱視矯正にも対応したLENTIS Mplus Toricをご用意することができます。このレンズは従来の乱視矯正眼内レンズに比べて50倍もの細かい精度で乱視の度数調整が可能なので、強い乱視にも対応することができます。

ハロー現象・グレア現象を軽減

ハロー・グレア現象従来の眼内レンズでは、夜間に照明などの光がにじんで見えるハロー現象やまぶしく見えるグレア現象が発生する場面が少なくありませんでした。LENTIS Mplusを用いれば、こうした現象の発生頻度が軽減されるといわれています。

高コントラストを実現

高コントラスト従来の眼内レンズに比べて、LENTIS Mplusでは明暗の差をはっきりと感じ取りやすい良好なコントラスト感度が実現されています。

メガネが不要に?

LENTIS Mplusは遠距離、近距離の2ヶ所にピントを合わせることができるため、通常の多焦点眼内レンズに比べて、より自然な見え方を手に入れることができます。また、同様にピントの合う範囲も広いので、メガネの活躍する場面もほとんどなくなります。
これはメガネを一切必要としない生活を保証するものでこそありませんが、LENTIS Mplusを目に中に挿入した方の9割以上が実際にメガネを用いることなく生活されています。

レンズの完成まで約4週間

海外にオーダーしての作成となるので、レンズが手もとに届くまでに約4週間を要します。
また、ヨーロッパでは既にEU加盟国の設けた安全基準をクリアするとともに高いシェアと満足度を獲得してもいますが、日本では現在のところ未承認であるため、手術に関わる全ての費用が自己負担となる自由診療として取り扱われます。

手術費用

先進医療 多焦点眼内レンズ(ReSTOR・TECNIS)

片目 380,000円(税込)
両目 760,000円(税込)

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は先進医療に指定されていて、手術費と眼内レンズ費に保険診療が適用されません。それにより費用こそ高額となりますが、実際にこの手術を受けられた患者様からはメガネのわずらわしさから解放された生活の快適さに満足されているとのお声も伺っております。

※民間の保険会社の先進医療特約に加入されている場合、費用の一部が給付されることがあります。詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。

自由診療 多焦点眼内レンズ(LENTIS Mplus)

片目 480,000円(税別)
両目 960,000円(税別)

※1ユーロ=120円として計算した金額です。
※手術の前後3ヶ月間にかかる診察、検査、薬剤の費用が含まれています。

LENTIS Mplusを用いた場合の費用について

通常の多焦点眼内レンズとは異なり、LENTIS Mplusは現在のところ日本では未承認の眼内レンズなので、保険診療はもちろん先進医療の対象にもなっていません。そのため、LENTIS Mplusを用いた白内障手術は、手術そのものや眼内レンズをはじめ、手術の前後にかかる診察、検査、薬剤まで全ての費用が自己負担となる自由診療として取り扱われます。
また、LENTIS Mplusは患者様それぞれの目の状態に合わせて調整されるオーダーメイド品なので、発注後にキャンセルを受け付けることはできません。

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